Blog食育交歓

応募した先生全員の「汗の結晶」が評価され表彰される

日本食育学会で表彰される

今日(2026年7月4日)から福岡市の中村学園大学で開催されている第14回日本食育学会(高野克己会長)で、学校給食甲子園を主催する特定非営利活動法人・21世紀構想研究会(構想研)が、「日本食育学会実践賞」を授与されました。

この賞は、優れた食育活動に取り組んできた個人・団体に授与されるものです。学校給食甲子園は、創設から今年21回目を迎える実績を評価され、栄えある賞を授与されたもので、構想研の馬場錬成理事長が、代表して賞状を受領しました。

高野会長(左)から賞状を受け取り、披露する馬場理事長

受賞後に挨拶に立った馬場理事長は、次のようにお礼の言葉を述べました。

 

 社会の耳目を集めて理解度を高める

2005年に食育基本法が制定され、栄養教諭制度がスタートを切りました。しかし一般国民は、食育とは何を指すものか、栄養教諭とはどのような役割のある教員なのか、にわかには理解できませんでした。当時、馬場理事長は文科省の学校給食・食育関係の審議会の委員を務めており、世界に例のないこの制度を国民全体に理解され共有することが大事だと考え、社会の耳目を集めて理解度を高める学校給食と栄養教諭の全国コンテストを学校給食甲子園として創設しました。

 

 応募書類は学校栄養士の「汗の結晶」

学校給食甲子園に応募するための書類は、A4で6ページ以上にわたる書面であり、献立内容、1食分の費用概算、使用地場産物、栄養価、調理法、献立の特色と食育授業、日ごろの食育活動などを余さず盛り込んだ膨大なデータであり、毎年、1000人以上の栄養教諭・学校栄養職員から応募されてきます。

これをもとに第4次審査まで書類審査を行い、最後に全国の12代表が東京に集まった決勝大会で、実際に調理して出来上がった給食を賞味し、食育活動なども加味して審査し、優勝、準優勝などを決めて表彰してきました。

 

 応募した先生全員が価値あるデータを構築

これまで応募した書類は、紙ベースを含めて2万6千件以上、デジタルデータとしては1万2千件以上の献立と食育活動の貴重な記録がデータベースとして蓄積されました。これは世界どこにもない、スクールランチの献立であり、食育活動の記録です。

このデータこそ、学校給食の献立、栄養価、食育などを歴史的に後世に伝えていく貴重な記録であり、これを作成した全国の応募した先生方の汗の結晶であると称えたいと思います。

今日は、組織を代表して名誉ある賞を受け取りましたが、全国の栄養教諭・学校栄養職員の先生方と縁の下の力持ちとして絶え間なく学校給食を支えてきた調理員の皆さんと共に、この喜びを分かち合いたいと思います。

これからはAIを活用しながら、この膨大な献立データと食育記録を分析し、これからの学校給食と食育活動の進展に寄与したいと考えております。これを実現することで応募してきた先生方へのお返しにもなると思い、努力を積み上げてまいります。

ありがとうございました。