学校給食甲子園OGの あきこ先輩が選んだのは、新潟県の岡田小野江先生のアピールシートです。
新井中央小の給食は、生産者や地域との協働によって食育が育まれています。そのテーマを審査委員に分かりやすく表すために、子どもたちのイキイキとした表情の写真を活用し大きくスペースをとって作りました。
アピールシートAの「献立のねらい」や「献立の工夫」の箇所は内容や書き方について心がけたことや工夫はありますか。
「献立のねらい」は、この献立を通して子どもたちに何を伝えたいのかを大事にして書いています。「献立の工夫」は、おいしく食べてもらうための料理の工夫とか地場産物を取り入れた工夫を書いています。また、調理員さんたちのおいしい給食作りへのこだわりも思い浮かべながら書きました。
子どもや保護者が何かを感じたり反応したりすることで、もっと自分の仕事へのやる気が出るのではないかという思いから始めました。レシピもQRコードにして、知りたい人が別のページに飛んで情報を得ることができるようにしています。本当に自分の伝えたいことを厳選して食育だよりに載せています。QRコードを取り入れたことによって、2~3枚分のおたよりの内容も1枚で収まるようになったということも良さかなと思っています。
QRコードやWebアンケートの作成の方法は、どこで習われたのですか?
アンケートフォームは、ICTの校内研修で習いました。動画に関しては、定期的に学校訪問してくださる情報指導員さんに相談し方法を教えてもらいました。
岡田先生は、毎日片道70kmを高速道路で通勤しておられるそうです。通勤中は献立や食育のことについて頭の中で整理する時間にも充てられると、明るく答えておられました。
献立を通して子どもたちに伝えたいことを、とても大切に考えられていました。日々新しい取り組みにチャレンジされている岡田先生に、頼もしい学校給食の未来を感じました。
4月に上越教育大学附属小学校に異動されてお忙しいところ、インタビューに答えてくださりありがとうございました。
次回はかおる先輩が選んだ沖縄県那覇市立松川小学校・学校栄養職員 金城実可子先生のアピールシートです。