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第6回は給食甲子園OGゆみ先輩が選んだ、茨城県の米田佳美先生のアピールシートです。

茨城県石岡市立八郷学校給食センター

栄養教諭 米田佳美先生

好きなたべもの:ごはん

休日の過ごし方:家族とのお出かけ

献立 有機米ごはん、牛乳、茨城県産あじのレモンしょうゆソースがけ、茨城県のめぐみいっぱいぶたごぼうみそ炒め、石岡有機食材の塩こうじかきたま汁、石岡のみかん

米田先生のアピールポイントBを開いたとき、一番に目に飛び込んできたのは「アジは茨城のチリメンモンスター???」のワードでした。シートの真ん中にこのワードを書き込まれたのは、読み手側の心理をついたのですか。(アピールシートをクリックすると大きくなります)

はい。ドーンと大きく書き入れたのは、強調するため読みやすくするためです。

最初、このワードを見た時、応募献立とのつながりって何だろうと思いました。審査委員に「何?」と思わせるのも一つの作戦だったのですね。

アピールしたいことを、シート1枚にはなかなか書き込めません。考えて、考えて、読み手を引き付けるワードを石岡市の有機特産物と応募献立の主菜に絞って入れました。

なるほど「何だろう」から「面白そう」。そして「どんな食育授業をしたのだろう」と考えます。人の心を掴むって大事ですね。

第19回大会の食育授業コンテストの5分間の動画は観てくださいました?

もちろん拝見しました。アピールシートを読むだけでは実際の媒体と指導の流れが見えなかったのですが、動画を観て、献立の主菜(アジ)につなげるために、最初に、茨城県沿岸で獲れるしらすから入っていった流れが理解できました。
実際に実践されたことを、限られた文字数で分かりやすく書く・伝えるということはなかなか難しいですね。米田先生が日頃の取り組みの中に取り入れていること等ありましたら教えてください。

取り組みというか、心がけていることは、「短い言葉で、わかりやすく」です。
今回のアピールポイントBもそうですが、難しい内容だと特に子どもたちには大事なことが伝わりません。給食センターだよりや食育だよりを作成するときも、子どもたちや保護者が、読んでみたいなと思うようなイラストや、情報、内容になるようにいつも考えています。

石岡市の学校給食は、年間を通じて市内産の農産物を活用しているとのこと。また、JAが生産者と給食センターをつなぐコーディネーターとなって、給食動画の作成協力、市内小中学校へゲストティーチャーを派遣しての食育授業、生産者を招いての招待給食なども実施されているようですね。ぜひ、米田先生のワードセンスで、人を引き付け、巻き込む取り組みを今後も続けていただきたいです。
 冒頭にあった米田先生の好きな食べものは「ごはん」でしたが、なんと、名前に「米」と「田」が入っていますよと米田先生。
思わず、「わぁ~、ほんとだぁ~」と盛り上がりました。こんなところからも、米田先生のアピールの上手さが垣間見えました。ますます磨きがかかることを祈っています。

次回はあきこ先輩が選んだ三重県多気郡大台町立宮川小学校・栄養教諭 駒谷芙水先生のアピールシートです。