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宮城県 仙台市立桝江小学校 
栄養教諭 越後久美子先生
好きな食べ物:いちご(「いちごが好きなえちご」と自己紹介をしています)
休日の過ごし方:週末は農家、他には国内外問わず旅すること
応募献立:雪菜飯(ゆきなめし)、牛乳、かつおのねぎみそ焼き、まめまめサラダ、米粉めん汁

第21回は給食甲子園OGあきこ先輩が選んだ宮城県の越後久美子先生のアピールシートです。

アピールポイントA「献立のねらいと工夫」について、書き方や内容で心がけられたことや工夫はありますか。(アピールシートをクリックすると大きくなります)

献立を作成するときは、必ずテーマを決めています。目的を持って献立作成をすることで、食材の選択や食に関する指導も広がるので、迷いなく思いや食材紹介を記入しました。

また、Googleスライドによる盛り付けサンプルや、食育の放送等についてITを活用されていることが記載されていました。児童や先生方の反応について教えてください。

給食時間の放送に視覚情報を加えることで、調理の工程や旬の食材の知識がより分かりやすく直に児童へ伝わるようになりました。また、私自身の声でスライドの解説を行うことで、食への関心がぐっと高まることを実感しています。その後のクラス訪問でも児童から声をかけられる機会が増え、食育の輪が広がっています。また、教職員全体の食に対する意識向上にもつながっています。

なるほど~!栄養のプロである栄養教諭の声で、視覚情報を加えたスライドの説明をすることで食への関心が深まること。さらに、一度に全校児童に指導できることは素晴らしいことですね。ところで、アピールポイントBでは、5年生社会科において約5か月間も担任と連携して指導をされていましたね。授業に継続して参加できる秘訣を教えてください。

担任との連携については、まず日々の給食指導を見ていただき「この栄養教諭と一緒に授業をしたい」という信頼を得ることが第一歩だと考えています。その上で、教科書を読み込み「この単元のこの部分で、給食を教材として活用したこんな指導がしたい」と、自分から具体的に提案する勇気を持つことで、長期的な関わりが可能になりました。

担任に授業を提案する勇気そして日々の努力の賜物が、授業に継続して参加できる秘訣だったのですね!もう一つ、教科等の指導の目標と食育の視点の差を埋めるために、心がけられているポイントを教えてください。

教科指導と食育の視点の差を埋めるために心がけているのは、「あくまで教科のねらい(学習目標)を最優先にする」ことです。どんなに食育として魅力的な内容でも、教科のねらいから外れたり、評価がしにくかったりする授業では、継続的な連携は難しいと考えています。まずは教科の目的を達成し、納得や理解が深まった後に、「だから枡江小の給食は○○なんだ!」とその学びを通じて児童が気付いてほしい食育の視点に、たどり着いているように感じています。

越後先生、大変参考になる貴重なお話をありがとうございました。越後先生からは、お弁当給食を持ってのお花見給食や、非常食を体験する防災給食、その他さまざまな給食の写真等の添付資料がありました。先生が行事食や特別給食を実施する上で、最も大切にされているポイントは「持続可能な実施体制を作ること」と「ねらいの明確化」だそうです。栄養教諭が一人で抱え込むのではなく、児童や先生方と「やってよかった」と達成感を共有し、次への意欲に繋げるようにすることを心掛けておられるそうです。
具体的には、「給食応援隊」のような校内サポート、学校を支援してくださる地域の方々との連携等です。「チーム」として取り組むことで、負担軽減と、多様な行事の継続的な実施の両方が可能になっているそうです。
栄養教諭は、一人職なので校内で協働できるチームを構築することが大切だということがよくわかりました。越後先生が長年実践された成果の貴重なポイントを、たくさん教えていただきありがとうございました。全国各地の栄養教諭等の皆さんからの「みんなに伝えたいアピールシート」 は、学ぶことが数多くあると思います。参考にしてご活用ください。     

次回はひろみ先輩が選んだ 別府市学校給食センター栄養教諭 和田英里子先生のアピールシートです。