

第16回は給食甲子園OGゆかり先輩が選んだ大阪府の伊勢美奈先生のアピールシートです。
ひじきは成長期に必要な栄養が豊富なので、ぜひ食べてほしい食材です。ただ単体では食べにくいため、子どもたちが大好きなカレーと合わせました。
カレーと一緒に食べることで独特の風味も気になりにくく、「いつもやったら食べへんけどカレーと一緒やったら食べられた」という声が多く聞かれました。教職員からも好評で、普段のカレーと同じくらいよく食べてくれました。
ルウは「夏のサバ缶カレー」ですね。スパイスにも工夫があると拝見しました。
サバや豚レバーはにおいが気になりやすい食材ですが、クミンやコリアンダーを使うことで臭みを抑え、食べやすいスパイスカレーに仕上げました。こちらも子どもたちにとても好評でした。
このカレーを通して、子どもたちにどんな気づきがありましたか?
トマトやオクラなど夏野菜を使い、「夏のサバ缶カレー」という名前にしたことで、旬の食材に気づくきっかけになりました。
また、「カレーなら苦手な食材も食べられる」と感じた子も多く、家庭で苦手なピーマンやオクラに挑戦する様子も見られました。食への関心を広げる献立になったと感じています。
小松菜やにんじんのほか、カレーには箕面産のナス、トマト、オクラ、にんにくを使用しています。普段よく使うのはにんじんや小松菜ですが、今回は旬のナスやトマト、オクラも取り入れました。
ナスは苦手な子も多い印象ですが、反応はいかがでしたか?
そのままだと食感で気づく子が多いので、一度油で炒めてトロトロにしてからカレーに加えています。存在感をやわらげることで、食べやすく工夫しました。
鶏肉のごま玄米カツについても教えてください。
玄米フレークを細かく砕き、ごまと合わせて衣にしています。上新粉のバッター液に絡めた鶏肉につけて揚げることで、ザクザクとした食感が生まれ、子どもたちにも人気の一品になりました。
小麦粉を使っていないので、アレルギーにも対応できますね。
はい。箕面市では特定原材料等を調理に使用しない低アレルゲン献立を実施しています。
今後取り入れてみたい料理はありますか?
現在も郷土料理や世界の料理を提供していますが、さらに幅を広げ、日本各地の郷土料理や少し珍しい世界の料理にも挑戦していきたいと思っています。給食を通して、子どもたちの食への興味を広げていきたいです。
伊勢先生の献立は、苦手な食材を食べやすくする工夫と、栄養価の高さ、そしておいしさが見事に両立されています。
ひじきをご飯に取り入れたカレーや、サバ缶と豚レバーをスパイスで調和させた一品は、まさに工夫の結晶です。さらに地場産物を活用しながら、食育にもつなげている点が印象的でした。ぜひ一度味わってみたいなと強く思いました。
次回はゆみ先輩が選んだ愛媛県今治市立夢づくり調理場・栄養教諭 藤原望先生のアピールシートです。