
第15回は給食甲子園OGあきこ先輩が選んだ埼玉県の中美奈子先生のアピールシートです。
アピールポイントAでは、どのような献立か一目で分かるように、キャッチフレーズで最初に大きく書いたり、アンダーラインを使って強調されたりしていましたね。書き方や内容について心がけたことや工夫はありますか。(アピールシートをクリックすると大きくなります)
アピールポイントAは、給食のプロの先生が読むと思って書いているんですよ。審査委員に読みたいと思わせるような面白い文章を考えたり、ここだけは読んで欲しいところに線を引いたり、「おおっ!」と感じてもらうことを工夫しています。
アピールポイントBは、保護者むけぐらいの分かりやすさにしています。
画像をたくさん使って、パッと見て分かるようにしたり・・。個人的なイメージですが、それぞれ読む人を思い浮かべて書きました。
添付資料では、給食委員会の子どもたちが主体的に、食育を行っている活動が書かれていました。子どもたちをやる気にさせるコツを教えてください。
最近の子どもたちには、人のために働くのは「めんどくさい」とか「無駄」みたいな雰囲気があるように感じます。タイパ・コスパが悪いみたいな・・。
あぁ、その雰囲気、わかります。
でも、自分がやったことでみんなが変わってくれたり、反応があったりするのはやはり嬉しいようです。そこで、みんなからの反応や変化をきっちり伝え、目に見える形にする、フィードバックを大切にしています。
もう一つは、要所要所で、必ず振り返りと次回の計画の時間をとることです。一度振り返り、良かった点・改善点を見つめ直すことで、次の仕事に生かそうという気持ちを高めます。
みんなの変化が分かると、うれしくなってもっとやりたいと思うのですね。
委員会の時間内では全部できないので、休み時間にやらざるを得ないこともあります。なので、任せきりにせず、「何をいつまでにやるかを明確にする」「教員が要所要所で確認する」ことも大事かなと思います。
大事なことですね。
自分で仕事をコントロールしている感覚=自律性と、「やればできる」という感覚=有能感が、やる気を高めるために重要なんです。それに、子どもが考えたことって、子どもには受けるんですよね。大人には思いつかないような内容や、キャラクターが刺さるようで、面白いです。
不思議に、子どもたちには大受けするんですよね。八小の給食委員会の子どもたちが主体的に育っているのは、中先生のご指導のたまものだとよくわかりました。子どもをやる気にさせるポイントを、私たちも真似たいと思いました。
また、中先生の献立の説明には、「減塩」という言葉が一度も出てきませんでした。けれども、旨味の出るさまざまな食材や、だし、香辛料、豆乳、醤油麹などを工夫して活用し、塩分は2.0gに収まっていました。献立作成の面においても、とてもよく考えられていることに感心しました。
「学校給食の管理」と「食育」の指導を一体的に行う中先生のご様子から、栄養教諭としてのプロフェッショナルな姿が伝わってきました。
次回はゆかり先輩が選んだ大阪府箕面市立彩都の丘学園・学校栄養職員 伊勢美奈先生のアピールシートです。