あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.315

幸福の木

2月9日

 

2月9日の語呂合わせフ(2)ク(9)から「幸福の日」となっています。この日の誕生樹は「幸福の木」としました。ドラセナ属のマッサンゲニア(通称、「マッサン」)という観葉植物です。幅広の葉は中央に縞模様があり、和名で「縞千年木」というめでたい和名もあります。

ハワイやポリネシアでは広葉のドラセナを垣根に植えると悪霊を防ぎ、幸運を呼ぶという言い伝えがあるとのことです。

同じ語呂合わせから2月9日は「河豚(フク)の日」でもあります。

フグと言えば多くの人が山口県と考えるのではないかと思うのですが、山口県の漁獲量は大したことはないようです。それでは何故フグは山口県かというとそれは河豚食文化の歴史にあるようです。フグはテトロドキシンという猛毒を持っているので、秀吉時代から禁止され、明治政府もそれを引き継いだのですが、山口出身の伊藤博文が総理大臣になった後、当時の県知事に命じてフグ食を山口県だけ解禁したとのことです。今でいえば、特区制度のようなものですね。そうしたアドバンテージがあり、山口県で河豚食文化が発達したわけです。

フグの毒はフグ自身が製造しているのではなく、植物連鎖の結果としてフグの特定の部位に毒が蓄積されているという説が有力とのことです。フグ自体には猛毒・テトロドキシンに対する強い抵抗力があり死なないわけですが、同じ植物連鎖の中にある他の魚はその猛毒にやられてしまうのでしょうか。

他の魚はフグを食べませんが、毒のある部位を特定して切り分けて料理をできて美味しいフグを食べることのできる人間は、幸福!幸福!なんでしょう。