あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.124

屋久杉

8月2日

世界遺産にもなっている屋久島は、周りの海は熱帯性の魚も多く、島自体は標高1936メートルの宮之浦岳は冠雪するという非常に多様な自然が今もなお多く残っています。

その屋久島といえば、屋久杉です。といっても特別な品種の杉ではなく、一般的な杉なのですが、花崗岩質の土地に生え、1か月に35日雨が降るといわれるぐらい雨が多く、養分が流されるため成長が遅く、その分長寿とのこと。屋久島では樹齢が1000年以上のものが「屋久杉」、それ未満は「小杉」と呼ばれます。その代表的なものが縄文杉で、樹齢は7000年とも言われていましたが、最近ではその半分の3,500年ぐらいとも。他にも弥生杉、紀元杉といった名前が付けられている長寿の杉が沢山あります。

湿度が高い所に生息することから、樹脂分が多く、古くから屋根材に使われていたようです。相当な傾斜地に生えている巨木を伐採するときは、数メートルのやぐらを組んで伐採するため、切り株が残り、それを利用して工芸品の材料にしていました。

屋久島では8月第一土曜・日曜に「ご神山祭り」が行われます。