NO.110
ラベンダー
7月19日
シソ科の半耐寒性の小低木のラベンダーは、地中海沿岸などが原産地で、フランスのプロバンス地方は生産地としてもっとも有名です。“ハーブの女王”と呼ばれていて、薬や調理用、そして芳香剤など色々な用途に使われています。色彩的にもラベンダー色といわれる薄紫色が特徴です。
１９３７（昭和１２）年に曽田政治氏が化粧品香料の原料としてフランスからラベンダーの種を輸入したことから札幌市で栽培が始まり、今では北海道の富良野が生産地となりました。
富良野は映画や小説で有名となった倉本聰の「北の国から」の舞台となりました。主演の田中邦衛さんは先日お亡くなりになりました。
７月ごろ、富良野地方はラベンダーの花が咲き誇り、ラベンダー祭りが開催されます。なかでも「ファーム富田」は有名でラベンダー以外の花を北海道の大地の真ん中で楽しめます。
文：椋 周二