NO.175
ミヤギノハギ
9月22日
「宮城野」は仙台市にある古い地名で、そこにちなむミヤギノハギは宮城県の県花でもあり、仙台市の花はハギとなっています。
紅紫色の可憐な花を枝垂れて咲かせ、観賞用のハギとして有名です。
東北地方に自生しているといわれますが、宮城野に自生していたかどうかは定説がないようです。
源氏物語に「宮城野の露吹きむすび風の音に小萩がもとを思いこそすれ」とあることから、ハギと宮城野とをつなぐ連想が生まれたのかも知れません。
ハギ(ヤマハギ)は枝がほとんど垂れないのに対して、ミヤギノハギは地面すれすれまで垂れます。
ミヤギノハギの花の時期は早く、ナツハギという別名もあります。
仙台では9月の中旬から萩祭りが行われる。