あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.200

マルメロ

10月17日

 

マルメロは、バラ科マルメロ属の一属一種で、中央アジアが原産地。5月頃にピンクの花をつけ、10月頃には西洋梨のようなざらっとした肌合いの実をつけます。

マルメロはカリン(花梨)とよく間違えられます。

カリンは同じバラ科ですがボケ属に分類され、中国が原産地です。花は濃い赤色で、実は楕円形のつるんとした感じです。花と実はよく似ています。

マルメロは中央アジアが原産地で、古くからヨーロッパで栽培されていたようですが、1634(寛永11)年に我が国に渡来したといわれています。マルメロという名前はmarmeloというポルトガル語からきています。

日本国内での生産は長野県が約9割で、中でも諏訪市で栽培が盛んですが、ここではカリンと呼ばれており、「カリン並木」が有名で、諏訪市の木に指定されているのもカリン。10月ごろマルメロの香りを楽しめる祭りが開催されます。

そのまま食べるより、ジャムや砂糖漬けで食べることが多いようですが、柑橘類の甘く煮たマーマレードはこのマルメロだという説もあるようです。