NO.354
ハナキリン
3月20日
明治１５（１８８２）年３月２０日に日本初の動物園が上野に開園したことから３月２０日は「上野動物園の日」になっています。今では双子のジャイアントパンダが生まれたこともあってこちらの方が有名ですが、キリンもゾウやライオンなどと同じように動物園の代表的な動物です。そのキリンは上野動物園に明治４０年３月にドイツからやってきたそうです。
マダガスカル原産で、トウダイグサ科の低木のハナキリン（花麒麟）は、ごつごつした幹が細く立ち上がり、確かにキリンの細長い姿を連想させます。春から秋にかけてピンクの花をつけ、ハナキリンと名づけられたとのことです。
葉の基部に棘があることから、キリストの茨の冠を連想させたのでしょうか、Crown of thorn とかChrist Plant という英名があるようです。また、可愛らしい花のせいでしょうか、Kiss me quick という別名も。