あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.343

ニレ

3月9日

 

「赤い夕日が校舎を染めて 楡木陰に沈む頃・・・僕ら離れ離れになろうとも・・・」と歌った舟木一夫の「高校三年生」(作詞・丘灯至夫、作曲・遠藤実)は今も多くの人に愛されています。最近の卒業式ではどんな歌が歌われているのでしょうか。卒業するに当たって先生や親に感謝の気持ちは持ってもらいたいものです。

3月9日は語呂合わせ“サン(3)キュウ(9)”から、「ありがとうの日」です。

ニレはニレ科ニレ属の総称ですが、日本では一般的に春に花をつけるハルニレ(春楡)のことを指しますが、秋に花をつけるアキニレ(秋楡)というのもあります。ハルニレは日本産で東日本に主として分布しJapanese elm、アキニレは中国産で西日本に分布しChinese elm と呼ばれています。樹高もハルニレの方が高く、葉っぱもハルニレは桜の葉に似て大きく、アキニレはギザギザのある小さいものです。

「高校三年生」のニレはどちらなのか?木陰が歌われていることや作詞家の丘灯至夫さんが福島県生まれということなので、ハルニレだと思っています。