NO.95
ナシ
7月4日
ナシ（梨）はリンゴや桃と同じバラ科の仲間で、花は桜より遅れて咲き、清楚な感じです。原産地は中国と言われていますが、我が国では弥生時代にすでにあった言われ、日本書紀にも桑や栗などとともに栽培が推奨されていたという記録もあるようです。果樹として色々改良されて、千葉県をはじめ各地で栽培されていて、秋にはナシ狩りを多くの人が楽しんでいます。
その一つに「二十世紀梨」というのがありますが、これは鳥取県の特産品。その産地である湯梨浜町が、語呂合わせから７月４日を「ナシの日」と決めました。そもそもこの「二十世紀梨」は千葉県松戸市の中学生が発見したとのことですから、はるか遠くの地で花咲いたということでしょうか。今度は、二十一世紀構想研ならぬ、二十一世紀梨が出てくると面白いですね。
文：椋 周二