あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.215

ドウダンツツジ

11月1日

 

ドウダンツツジは、「灯台躑躅」あるいは「満点星(躑躅)」と書きますが、ドウダンという読み方は「灯台」からきています。この灯台は船舶の航行目標となる灯台ではなく、三本の棒を組み結んで油皿を置いて灯りをとる灯台のことで、三又状の枝の形が灯明を支える台(灯台)をイメージさせることからだそうです。花は他のツツジのように鮮やかではなく、4月頃から、スズランのような小さなベル状の白い花を沢山つけます。

地味ながらこの花をつけた様子が満天の星を連想させることから中国名の「満天星(躑躅)」とも書かれます。こちらの方がロマンチックです。

ドウダンツツジは花よりもむしろ紅葉の方が特徴的で、秋には鮮やかな赤に紅葉します。公園やゴルフ場などで生垣として植えられることが多く、我が家の前庭に数本、植えています。

日本で始めての西洋式灯台である三浦半島の観音崎灯台が1868(明治元)年11月1日に着工されたことから、11月1日が「灯台の日」とされています。

 

〇 満天星の花がみな鳴る夢の中 (平井 照敏)