NO.39
チェリモヤ
5月9日
アンデス高原の原産のチェリモヤはバンレイシ科の植物ですが、その果実はミルク色した柔らかい果肉で、香りも良く少し酸味はあるものの、舌にとろけるような甘さであるといいます。外見はお釈迦様の頭のようなユニークな形の果物です。
チェリモヤはペルー語で「冷たい乳房」という意味ということですが、世界各地で生産されていて、大産地のスペイン・アンダルシア地方では「アイスクリームの木」と呼ばれているそうです。また、パイナップル、マンゴスチンとともに世界三大美果の一つで、冷やせばまさにアイスクリームのようだといいます。まさに森のアイスクリームですね。
1869年5月9日、横浜・馬車道で初めてアイスクリームが製造・販売されたことから、日本アイスクリーム協会がこの日を「アイスクリームの日」としました。ちょうど5月の連休が終わり、夏に向かう頃、アイスクリーが食べたくなる季節です。
文:椋 周二