あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.173

シベリアアカマツ

9月20日

 

草原の国モンゴルにも北部を中心にし森林がありますが、山火事などで年々、森林面積は減少しているということです。最近、モンゴルから黄砂が日本にも降ることがありますが、モンゴルでの植林の必要性が指摘されています。

2004年9月20日、愛知博覧会協会、国土緑化推進機構、NPOのGNCなどの日本人ボランティアが、地元モンゴルの人と共同して、山火事の跡地に4000本のシベリアアカマツを植樹しました。

シベリアアカマツは、日本のアカマツとクロマツの中間的な感じで、モミノキのような堂々とした樹形になる常緑高木です。

何十年後かには立派な松林になればと祈っています。

シベリアアカマツの苗木はモンゴル側で手配してもらったのですが、日本からはモンゴリナラ(Mongolian oak)の苗木3鉢をモンゴル大学の植物園に寄付をしました。このモンゴリナラは、原産地はモンゴルという説が有力なのですが、現在では生息していないとのことです。日本列島が大陸と一体になっていた頃、東海地方にも分布していて、隔離生存して、現在では絶滅危惧種に指定されています。愛知万博の会場周辺のドングリを育てて鉢にして、いうならば“お里帰り”をさせたというわけです。