あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.125

サルスベリ

8月3日

幹肌がつるんと滑らかで猿も滑るぐらいだということでサルスベリ(猿滑)と名付けられました。コルク質の樹皮がはげ落ちるわけです。

紅花が一般的で、暑い時期に百日以上の長期間にわたって花を咲くことから「百日紅(ヒャクジツコウ)」とも呼ばれています。勿論、一つの花が長期間咲いているのではなく、千代女の俳句に「散れば咲き散れば咲きして百日紅」とあるように次々に花芽が出て花を咲かせます。

花をよく見ると大変ユニークで、葉のように突き出た6枚の花弁が縮れたようになっています。こうしたことから英語名は、Crape myrtle (縮れたギンバイカ)となっています。

高浜虚子の俳句に「炎天の地上花あり百日紅」というのがありますが、うだるような真夏の太陽の下でもけなげに花をつけ、元気付けてくれる花です。

ところで、8月3日は語呂合わせで「八丁味噌の日」となっています。徳川家康の健康を支えたのは「麦飯と豆味噌」といわれていますが、三河の国の岡崎市の特産の豆味噌で、名古屋名物の味噌煮込みうどんによく使われます。高さ2m×直径2m位の大きな桶で丸い石を3トンばかり積んで熟成させて作るそうです。これを見たカナダ人ツリークライマーのジョン・ギャスライトは、2005年の愛知万博会場で味噌樽ハウスを作ってくれました。