あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.284

カリン

1月9日

 

1月9日の誕生樹をカリンとして、その中で「杏一益、梨二益、花梨三益」と拙著『誕生樹』で紹介しましたが、これは大きな誤りで、カリンは三益ではなく百益と訂正させていただきたいのです。

何故、1月9日の誕生樹にしたのかというと、江戸時代の大横綱谷風が当時のはやり風で亡くなったことから「風邪の日」となっていることから、風邪ののど飴にカリンがよく使われることに拠っています。谷風の死因は悪性のはやり風ということですが、今でいうインフルエンザですね。それで当時の江戸っ子はこのはやり風を「タニカゼ」と呼んだとのことです。当時、谷風は「自分を倒せるのは風ぐらいだ」と豪語していたとか。

カリンはボケ属で、ボケの花さながらの可愛い花をつけます。実は野球ボールより少し大きいくらいで結構重いのですが、そら豆のように元気よく枝から上を向くようになるんですね。秋から冬にかけて黄色く色づき、芳香を放ちますので、車の中や玄関などに置くと芳香剤にもなります。食用としては直接食べることには適しておらず、カリン酒やジャムにすると食用になります。また、咳止め、利尿、鎮痛、免疫強化など薬効があるといわれていて、三益どころではない“花梨百益”なのですが、かと言ってインフルエンザに効くという意味ではありませんので誤解のないようにお願いします。