あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.299

カネノナルキ

1月24日

 

 

全国学校給食連合会(全給練)のHPによると、日本で初めて学校給食がスタートしたのは明治22(1889)年、山形県鶴岡市の私立忠愛小学校で、貧困世帯児童に対して無料で提供されたとのことです。メニューはおにぎり、鮭の塩焼きとお漬物というとても質素なものだったいうことです。この全給連のHPには詳細な我が国の学校給食の歴史が紹介されています。

1月24日は「学校給食記念日」となっていますが、戦後の昭和22年12月24日に本格的に実施されたものの、この日であれば冬休みに入っている学校も多いことから、1ヶ月繰り延べられてこの日になったようです。このHPの中で、いくつかの時点のメニューが紹介されていて、大変興味深いです。戦後まもなくの頃、米国や国際機関からの援助を受けての学校給食が始まったようですが、米国からの輸送中に栄養豊富な牛乳が腐敗しないようにということで脂肪分を取り除いた脱脂粉乳が使われていたんだそうです。その他にもコッペパン、クジラ肉料理など懐かしいものがでていました。その後も日本の経済成長とともに、給食メニューも洋風化・多様化してきて、面白いです。

取り上げられているメニューを見てみると、<昭和44年>ミートスパゲティー、牛乳、フレンチサラダ、プリン<昭和52年>カレーライス、牛乳、塩もみ、バナナ、スープ<平成15年>米粉パン、鶏とカシューナッツの炒め、ツナとキャベツの冷菜、コーンスープ、果物、牛乳。今どきのサラリーマンのランチよりずっと品数豊富でバランスが取れていて、美味しそうなんですよね。

1月24日はカルフォルニアで砂金が発見され、ゴールドラッシュが始まったことから「金の日」に因んで、金運木のカネノナルキ(金の成る木)としました。