NO.247
ウンシュウミカン
12月3日
蜜柑生産団体と農水省が、11月3日と12月3日を「ミカンの日」に指定しています。11月3日の方は“いい(11)ミカン(3)”という語呂合わせからだそうですが、12月3日のほうは七十二候で「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」がだいたい12月3日から始まることからではないかと思っています。
冬寒くなるとコタツに入ってミカンを食べるというのが定番だったわけですが、このミカンの代表がウンシュウミカン(温州蜜柑)です。中国・温州から持ち込まれた蜜柑が鹿児島・熊本あたりで自生したという説があるようですが、DNA分析によるとキシュウミカン(紀州蜜柑)とクネンボ(九年母)の掛け合わせということのようです。
学名が Citrus Unshiuですが、アメリカやヨーロッパではウンシュウミカンのことをSatsuma Orange とも呼ばれていて、名前の由来の中国・温州にはウンシュウミカンはないとのことです。
同じ小ミカンのウンシュウミカンとキシュウミカンの違いは、基本的には前者が種なし、後者が種ありとのことです。
少し昔には、鉄道に乗ると冷凍ミカンが売られていましたが、学校給食でも冷凍ミカンがデザートに出されたようです。