あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.230

イロハモミジ

11月16日

 

「モミジ」という言葉は、元々、葉の色が赤色や黄色に色付くことを意味していて、万葉時代は「黄葉」という漢字をあて、「紅葉」という漢字をあてたのは平安時代以降だといわれています。そこには美意識の変化があったのでしょうが、矢張り、日本の場合は「紅葉」がふさわしい気がします。秋に木々の葉が色付くのは、勿論、日本だけではないですが、カエデなどの紅葉する木の種類が多く、色づきかたも多様なのが日本の特徴。

その紅葉を代表するのが、カエデ科のイロハモミジでイロハカエデともよばれます。7つに裂けた葉を「イロハニホヘト」と数えたことから名づけられたといわれています。

全国各地に紅葉の名所はたくさんあり、またカエデを自治体の木に指定しているところも相当数ありますが、広島県の県の木に指定されています。宮島の名物の「もみじ饅頭」は勿論、イロハモミジがデザインされています。