あなたの誕生樹

あなたの誕生樹NO.80

アオダモ

6月19日

 

 

1846年6月19日、ニューヨークの近くで、現代野球(ベースボール)のルールに基づいた試合が行われたことから、この6月19日は「ベースボール記念日」となったと言われています。そのベースボールが日本に導入されたのが1873(明治5)年のことでが、その後、ベースボールのことを和製漢字で「野球」と呼ぶようになったということです。したがって、日本では語呂合わせから、8月9日が「野球の日」になっています。

この「野球」という漢字を当てたのは中馬庚という人なのですが、その前に野球が大好きだった俳句の正岡子規が『野球』という字を雅号に使ったということです。ただ、読み方は“やきゅう”ではなく、本名の升(のぼる)に因んで“のぼーる”としたそうです。

野球の必須アイテムは、ベース、ボール、そしてバットですが、バットの材料はこの日の誕生樹のアオダモが多く使われます。

樹皮を水に入れると、青い汁が出て、これを染料として使われることから、アオダモという名前になったといわれます。材としては、堅く粘りがあることから、天秤や野球のバットやテニスのラケットなどに使われます。ただ、成長が遅いことから、資源の確保が問題となっていて、プロ野球関係者が“アオダモ資源育成の会”を作って、植樹活動を展開しているとのことです。