NO.288
チョウジノキ
1月13日
前日、桜島大根はカブ(蕪)のような形をしたダイコン(大根)と紹介しましたが、ダイコンとカブの違いは何か?少し調べてみました。同じアブラナ科ではありますが、ダイコンはダイコン属、そしてカブはアブラナ属と分類されています。同じ根菜類ではあるのですが、膨らむ場所が違っていて、ダイコンは幼根(種が発芽して地中に入りこむ部分)辺りで、カブは幼根の上の茎に辺りが膨らむとのことです。外観から見分けるには葉っぱといわゆる首で、ダイコンは葉っぱがギザギザしていて首がいわゆる青首ダイコンに見るような緑色です。カブは葉っぱが丸く首のあたりも白色です。生で食べた感じは、ダイコンはシャキシャキとして辛みがありますが、カブはシンナリとしてクセがほとんどありません。含有成分の違いの特徴は、ダイコンにはジアスターゼが多いことから消化に良く、カブはペクチンが含まれることからぬめりがあります。煮物にすると、ダイコンはあまり煮崩れすることがなく歯ごたえもあり、オデンやアラ煮にすると美味しいですね。カブはとろっと優しい味がしますので薄味の煮物に適していると思います。ちなみに京都の名物の千枚漬けは聖護院蕪ですが、よく似た形の聖護院大根というのもあるのでお間違いがないように。
1月13日は昭和21(1946)年1月13日に当時の高級たばこ「ピース」が発売されたことから「たばこの日」になっています。チョウジの香料はインドネシアのたばこ「グダンガラム」に混ぜられていて、甘い香りが特徴的です。初めてジャカルタの国際空港に着いた時、チョウジの香りのするたばこが印象的でした。