NO.245
ゴヨウツツジ
12月1日
皇族の方々には身の回りの品々を区別する「お印」を用いられていて、多くは花などの植物とされていますが、皇族に限らず家族や個人としてシンボル的な花や木を持つのもいいのではないでしょうか。
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは2001年12月1日のお生まれで、そのお印はツツジ科のゴヨウツツジです。
両陛下は那須の御用邸付近で木々が芽生える頃、清らかな感じのする白い花を咲かせるゴヨウツツジがお好きで、お印にされたということが報道されていました。
ツツジとしては高木です。五枚の葉をもつことからゴヨウツツジ(五葉躑躅)と名付けられました。別名、シロヤシオ(白八汐)とも呼ばれていますが、同じ仲間のアカヤシオと対比してのことだと思います。樹高は高く、花は見つけづらいですが、品のあるおおきな花をつけます。
那須高原のある栃木県を代表する花木で、「ヤシオツツジ」という名前で県の花に指定されています。