NO.220
アルガンツリー
11月6日
ブタが木登りをしているのを見たことはないですが、ヤギが木登りをしている写真を見られた方もいるのではないでしょうか。
アルガンツリーはモロッコの西南部の砂漠地帯に自生し、オリーブに似た葉や実をつけます。幹がゴツゴツと曲がりくねり枝にトゲがあるのですがヤギが木に登って葉や実を食べます。
種(たね)から搾れるアルガン・オイルは椿油のように食用や化粧用、皮膚病にもつかわれます。オリーブオイルに似ています。堅い種を割って、すり潰して搾油するという工程は非常に手間がかかり、値段も高いとのことです。
2005年愛知万博の際には、モロッコ館はほぼアルガン・オイル一色でした。女性を中心にして事業協同組合を立ち上げて、このオイルの生産を後押しにして産業振興と女性の地位向上を推し進めたそうです。
モロッコは1975年11月6日に大規模なデモを行い、独立をしたことから、11月6日を「緑の行進記念日」という祝日にしています。