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- 2024年 第19回大会
- 食育授業コンテスト
19th contest 第19回大会について
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食育授業コンテスト 最優秀賞(キッコーマン賞)は岩手県の平野沙紀・栄養教諭へ
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香川明夫審査副委員長から最優秀賞(キッコーマン賞)を授与された岩手県の平野沙紀先生
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最優秀賞の受賞を喜ぶ平野沙紀先生
激戦を制したのは岩手県遠野市学校給食センター栄養教諭の平野沙紀先生
食育授業コンテストは、ブロック代表に選出された23選手が出場資格となり、5分間の食育授業を行いました。審査委員の厳正な審査を受けて最優秀賞に選出されたのは、岩手県遠野市学校給食センター栄養教諭の平野沙紀先生でした。明瞭な発音と言葉づかいで落ち着いた授業を展開し、地場産物を豊富に使った献立を作成した意図を分かりやすく伝えた平野先生は、香川明夫審査副委員長から最優秀賞(キッコーマン賞)の賞状と盾を授与されました。
平野先生の食育授業は、献立に使用した伝統野菜「遠野早池峰菜(とおのはやちねな)」を中心に展開されました。この野菜は、いつしか栽培されなくなり、姿を消した野菜でした。それを知った地元の高校生が復活に取り組んで成功し、地元の農家が栽培するようになりました。この野菜を献立にうまく使い、早地峰菜の茎から葉まで、無駄なく利用した食の伝統を伝える授業でした。
また生産者の農家さんのインタビューをテロップ付きで挿入し、伝えたいことがテンポよく視覚と聴覚を刺激するように入ってきて、SDGsにも触れながら分かりやすく説明されていたことが審査委員から高い評価をもらいました。高校生の取り組みと種(タネ)を大事に受け継いできた遠野市ならではの魅力が溢れていました。
平野先生が地元に帰ってきたら「多くの人から、おめでとうと声をかけてもらい、実感がわきました」と語り、授業の組み立てについて次のように語りました。
「遠野早池峰菜(とおの はやちねな)を児童・生徒に知ってもらいたいという思いが第一で、分かりやすい言葉、身近に感じてもらえる内容を念頭に置いて授業をしました。子どもたちに楽しんでもらえる授業を心がけてきました。最優秀賞をいただいたのは、多くの皆さんからご支援を受けた結果であり感謝しています」 -
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