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  • 2024年 第19回大会
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19th contest第19回大会について

  • 19回大会開会式12代表が日ごろ磨いた調理技術競う

    決勝戦の熱い闘い始まる

    決勝大会は12月8日(日)午前9時40分、大会審査委員長の銭谷眞美・新国立劇場運営財団理事長の開会の挨拶ではじまりました。挨拶の冒頭、銭谷委員長は全国1051チームの応募の中から4次にわたる厳しい審査を突破して東京に集った12チーム24名の選手たちの栄誉を称えました。
    そして、2005年の食育基本法の制定と栄養教諭制度のスタートを契機とし、2006年からはじまった全国学校給食甲子園の歴史を述べ、間もなく決勝大会に臨む選手たちを「日頃の食育や学校給食に寄せる思いを存分に発揮していただきたい」と激励しました。
    続いて、12名の審査委員と24名の選手たちの紹介が行われました。決勝の会場には全国各地から参加校の応援団が集い、調理場の外から自校の選手たちに向けて団扇やパネルを振り、大きな声援を送っていました。

    広島県代表が選手宣誓

    続いて選手を代表して、広島県立庄原特別支援学校の栄養教諭・杉信龍哉選手が宣誓を行いました。
    「宣誓!私たち選手一同は、おいしく・楽しく・学びある学校給食をつくるものとして、地域の特産を生かし、子どもたちの笑顔のために、この決勝大会を戦い抜くことを誓います!」
    審査員と応援団が見守る中で、宣誓の力強い声が会場いっぱいに響き渡りました。

  • 熱気あふれる調理室

    日ごろのチームムワーク発揮

    午前10時、「調理開始!」の合図で、60分間の決勝大会「調理コンテスト」の火蓋が切って落とされました。12チーム24名が一斉に動き出し、水道の水が流れ、コンロに火が入ります。栄養教諭と調理士が互いに声をかけあい、調理台の棚に貼った作業工程表に沿って食材をテキパキとさばき、調理を進めていきます。

    5分としないうちに、決勝会場には早くも食欲をそそるよい匂いが漂い始めました。調理台ごとに掲げられたデジタル時計の制限時間は、秒刻みで減っていきます。それを横目でにらみつつ、選手たちは驚くべき集中力を発揮しています。普段の学校の調理場とは異なる設備、制限時間、審査委員と報道のカメラに取り囲まれた状況。決勝大会の熱気の中で、選手たちは制限時間の最後の1秒まで力を尽くし、渾身の献立を仕上げていきました。

    決勝大会の様子はYouTubeでライブ配信され、プレスの控え室ではメディア関係者たちが配信映像の流れる大型画面にかじりつき、速報記事を執筆していました。

    競技開始から20分もすると各調理台からよい匂いが広がりはじめ、30分もすると調理室全体が食欲をそそる香りで満たされていきました。各チーム、最後の1秒まで力を尽くした調理を行い、色とりどりの献立を仕上げていきます。各調理台は審査委員が取り囲み、規制線の外はテレビや新聞などのメディアがひしめいていました。
    みな、選手たちが熱心に調理する様子を真剣に見ています。決勝大会の様子は実況付きでライブ配信され、プレスの控え室ではメディアの関係者が配信映像が流れる大型画面にかじりつき、速報記事を執筆していました。

  • 調理の状況を全国にネット配信

    決勝コンテストの調理の状況は、会場近くに設けられた特設スタジオから、youtubeを通じて実況中継されました。12チーム24名が、それぞれのブースでテキパキと動く様子がモニター画面に次々と映し出されていきます。
    実況解説は、元文科省食育調査官で現在、鹿児島市立中央学校給食センター所長の濱田有希先生、インタビュアーは大正大学表現学部教授の外川智恵先生が担当しました。それぞれのチームの調理ブースが映されると、献立の紹介に加えて、調理の注目すべきポイントや、地方独特の食材の活用策なども紹介するなど丁寧な解説ぶり。
    毎年担当している息の合ったお二人のわかりやすい解説は、全国の視聴者に届けられ、臨場感たっぷりに伝えられました。

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