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  • 2024年 第19回大会
  • 19回大会 決勝大会出場 兵庫 相生市立双葉小学校

19th contest第19回大会について

代表者紹介

中部・近畿ブロック
兵庫

相生市立双葉小学校

  • 学校長
    國本直嗣
  • 所在地
    兵庫県相生市向陽台 23 – 1
  • 受配校
    相生市立双葉小学校
    同平芝幼稚園
    同山手幼稚園
  • 食数
    685食
  • 栄養教諭 水谷あゆみ
  • 調理員 森淑香

今回の献立は、相生市の特産品を積極的に取り入れるほか、市内の女性農家 グループ「食と農を守るかあちゃんず(以下「かあちゃんず」)」や、食品開 発を行う高校生たちとの関わりを通じて、「地産地消」「廃棄ロス」「キャリア 教育」の観点からも “生きた教材” となるよう配慮しました。

「とり肉のゆず風味」には、県内産のとり肉と市内産のゆずを絞ったゆず果 汁を使用しています。このゆずは「かあちゃんず」が無農薬栽培したもので、 たれに使うことで風味が増し、減塩効果もあります。「相生野瀬かんぴょうの 炒め煮」は、かつて相生市野瀬地区で生産がさかんだったかんぴょう(夕顔) のほか、牛肉や地場産のにんじん、白ねぎ、干ししいたけなどを炒め、甘辛く 味付けしたもの。現在はかんぴょうの生産者が激減しましたが、伝統野菜を次 世代につなぐために「かあちゃんず」が「相生野瀬かんぴょう」の栽培・加工 に取り組み、市のブランド作物として復活させようとしています。「若さのみ そのみそ汁」にもまた「かあちゃんず」が市内産の米と大豆で手づくりした「若 さのみそ」を使っています。地元の海で獲れた煮干しからだしをとり、季節の 地場野菜や市内産大豆を加工した豆腐や油揚げを入れました。「ふりカキ」は、 市内にある県立相生産業高等学校の生徒たちが、市の名産品であるかきを蒸す ときに出る「かきエキス」が大量廃棄されることに着目し、これを使って商品 開発したふりかけです。「商業高校フードグランプリ 2018」で大賞を受賞し ました。デザートは相生市北部の矢野町で栽培される特産品「矢野メロン」です。 生産量が限られているため、その希少性から「幻のメロン」とも呼ばれています。

応援動画メッセージ

①調理員さん 双葉小学校では、小学校に併設する給食室で、9人の調理員さんが働いています。 毎日10時半頃になると、学校中に給食のいい香りが広がります。

献立
  • ごはん、牛乳、とり肉のゆず風味、 相生野瀬かんぴょうの炒め煮、 若さのみそのみそ汁 、ふりカキ、矢野メロン
  • エネルギー 652kcal
  • たんぱく質 29.4g
  • 脂質 21.7g
  • 脂質 30%
  • カルシウム 336mg
  • マグネシウム 128mg
  • 鉄 2.9mg
  • 亜鉛 4.1mg
  • ビタミン A 241μgRAE
  • ビタミン B1 0.43mg
  • ビタミン B2 0.53mg
  • ビタミン C 36mg
  • 食物繊維 5.9g
  • 食塩相当量 2.1g
  • ②矢野メロン 毎年夏には、相生市北部の矢野町でとれる「矢野メロン」が給食に出ます。 生産量が限られており、その希少性から「幻のメロン」とも呼ばれています。 給食室で1つ1つ丁寧に洗い、カットしています。

  • ③いりこだし お味噌汁に使うだしは、地元の海・播磨灘でとれた煮干しからとっています。 味・香りの良い、きれいな色のだしがとれます。

  • ④給食パクパク委員会 給食室の入口には、その日の献立を三色食品群に分けた掲示板があります。給食パクパク委員会が毎日運営をしています。 朝登校してきた子ども達は「やった!今日の給食はカレーや!」と、この掲示板のチェックから始まります

  • ⑤給食時間の様子 給食の時間には、毎日児童の様子を覗きに行きます。 教室に入った瞬間「おいしい!」「最高!」「全部食べた!」と、うれしい言葉のシャワーが降り注いできます。

  • ⑥まるまる満点メニュー 一か月の献立の中で、特に子ども達に伝えたい内容の日を「まるまる満点メニューの日」と設定し、資料を配布しています。 7月は「おいしさ満点!たっぷり相生メニュー」というテーマを設定し、相生市産の食材をたっぷり使ったメニューを実施しました。 各クラスでは、担任の先生が配布した資料を使って給食指導をしています。

  • ⑦幼稚園の給食の様子 双葉小学校は、近隣の2つの幼稚園にも給食を届けています。 夏には小学校の給食室に園児を招き、とうもろこしの皮むきのお手伝いをしてもらいました。

  • ⑧防災給食 阪神淡路大震災の起きた1月17日には、毎年、防災給食を実施しています。 「震災を忘れないこと、非常食に慣れること」を目的として、α化米や乾パン、日持ちする果物などを給食で出しています。 今年は防災備蓄倉庫の中からα化米を取り出し、一人一個自分で調理し、体育館で食べるという体験をしました。

  • ⑨3年生国語科「大豆の変身」の授業 担任の先生と「大豆の変身」の授業をしました。 給食の献立表から大豆製品を探し、児童はたくさんの大豆製品が毎日使われていることに気が付きました。 栄養教諭からは、大豆の栄養や給食に込めた思いなどを話しました。

  • ⑩ティピアスとの交流授業 ティピアスの生徒達が地元の方とどのようにつながり、どんな思いで商品開発をしたり、地域を盛り上げる活動を行っているのか学ぶため、交流授業を行いました。 児童は高校生を羨望の眼差しで見つめ、数年後の自分の姿を重ねているようでした。

  • ⑪ティピアスと一緒に写真 ティピアスの部員と一緒に写真を撮りました。 (メッセージビデオもあります。後ほど送ります)

  • ⑫夕顔 毎年かあちゃんずが、かんぴょうになる前の夕顔を、市内の全小学校に届けてくれます。 子ども達は、触ってみたり匂いを嗅いでみたり、興味津々です。

  • ⑬夕顔の皮むき体験 市主催の食育フェスティバルで、夕顔の皮むき体験があります。 むいた夕顔は持ち帰って、各家庭で干して、かんぴょうにします。 このような取り組みのおかげで、相生の子ども達にとって、夕顔やかんぴょうは馴染みのある食材になっています。