Blog食育交歓

2018.8.23 Thu

福井県で第11回学校給食調理コンテストが開催されました

児童・生徒が参加する調理コンテスト

地場産物を活用しながら食育推進を積極的に推進している福井県は、毎年、夏休みに
学校給食調理コンテストを開催しています。今年の第11回大会は、8月22日、
福井市の仁愛女子短期大学・調理実習室で開催されました。
 

福井2

 

コンテストのテーマは「給食で福井しあわせ元気国体・障スポ選手を応援しよう
~勝利につながる元気メニュー~」です。
県内の26校37チームからアイデアあふれる作品の応募がありました。その中か
ら選定された10チームが地域の食材を利用したおいしさ満点、栄養満点の献立調理
を競い合いました。
 

福井1

 

県内の小中学校の児童・生徒と栄養教諭・学校栄養職員と調理員が組んだチームが1
時間で8食を作るコンテストです。大人と子どもの混成チームだけに調理会場は、ど
ことなく活気のある華やいだ雰囲気です。保護者や学校給食関係者が応援席で見守る
光景も楽しい雰囲気を出していました。
 

福井4
福井8

 

調理に取り組む児童・生徒は、日ごろのトレーニングの腕前を次々と発揮。先生と調
理員の方と確認しながら次々と料理を完成していきます。包丁さばきが見事な児童に
「うまいねえ」と声をかけると「練習したからです」と先生の方を見ながら白い歯が
こぼれました。
 

福井3

福井7

 

アピール大会では、一チーム2分の持ち時間で、食材を生かして献立を組み立てたアイデ
アを次々と発表し、子どもたちの元気な声を聴いて会場はひときわ大きな拍手が続き
ました。
 

福井県アピール1

 

昨年、全国学校給食甲子園の食育授業コンテストで最優秀賞に選ばれた福井県坂井市
の春江坂井学校給食センターの栄養教諭・越桐由紀子先生も見学と応援に駆けつけて
いました。越桐先生は「年々、レベルがアップしています。子どもたちの調理技術も
栄養教諭や調理員の方々の指導で上手になってきていると感じます」と語っていまし
た。
 

福井県アピール2jpg

 

福井県と言えば、食育という言葉を造語し、その概念を確立した明治時代の医師、
石塚左玄の生誕地です。それだけに食育とその根幹に位置する学校給食の在り方には
非常に熱心であり、学校給食調理コンテストも11回目を迎えています。
 

福井9

 

福井県は学校給食に対する児童、生徒の関心を高めるとともに、県産農林水産物を活
用した郷土色豊かな献立開発と食に関する指導の充実を図るため毎年このコンテスト
を実施してきたもので、児童・生徒もまき込んだ食育イベントとして全国からも注目
されています。
 

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最優秀賞 越前市立武生西小学校
この日のコンテストでは、最優秀賞に越前市立武生西小学校の「フォルサ最強ビビン
バ、スタミナアップの豚キムチ春巻き、カラフル野菜、体いたわる塩麹要りスープ、
疲労回復一口ゼリー」が選ばれました。
 

下庄小

 

優秀賞 大野市立下庄小学校
優秀賞は大野市立下庄小学校の「元気100倍名水そぼろ丼、鯖とマスカルポーネの
はぴはぴ巻、ごろっと里芋とすこのコクうま炒め、りゅうりゅう舞茸おぼろ汁、青大豆豆乳プリン」と
池田町立池田小学校の「黄金に輝け未米(みらい)、勝つぞボルダリング、ねばネバギブアップ、
力の源 スタミナスープ、お疲れサマーポンチ」でした。献立のネーミングもとても工夫されてました。
 

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優秀賞 池田町立池田小学校
審査結果は福井県学校給食会HPよりご覧いただけます。