Blog食育交歓

2012.7.30 Mon

英語で学校給食

札幌市立上白石小学校の小椋美雪先生

札幌市立上白石小学校の栄養職員(管理栄養士)の小椋美雪先生(写真)が、数年前から有限会社・全国学校給食協会(http://www.school-lunch.co.jp/)が発行している「学校給食」という雑誌に、「英語で学校給食」という記事を連載している。

小椋先生は日本の優れた学校給食制度を世界に発信したいと考え、代表者の細井壮一氏らからも賛同してもらいこのページを作ったという。「学校給食」誌に掲載されると、最初は違和感をもったり、反論をもつ人がいたようだが、同誌編集部の努力もあり、だんだんと理解され定着してきた。最近は読者からの嬉しい反響も来るようになったという

「英語で学校給食 8月号」のファイルは、こちらからダウンロードできます

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小椋先生が調べたところ、「海外の給食制度が優れている面もあることがわかってきたのは意外だった」と語っている。たとえば給食費の納付にプリペイド制やチケット制を導入して、未納が起きない仕組みを作っている国もある。

しかし世界各国の学校給食についての情報は乏しく、毎月、ネタ集めに四苦八苦しているという。
主な情報源を聞いたところ、つぎのようなものだった。

  • USDA(アメリカ農務省)のサイト
  • CNN、TIME紙などのニュースサイト
  • ロンドンの著名シェフ”ジェイミーオリバー”が展開する学校給食向上の運動
    http://www.jamieoliver.com/school-dinners/
  • 知人(アメリカ大使館職員)へ問い合わせ
  • 自治体国際化協会への問い合わせ

「情報がオープンにされているアメリカの例に偏りがちですが、本当は、ヨーロッパやアジアの例も知りたいところです」と小椋先生は語っている。

これからは、海外の給食現場に見学に行くのが夢という。
是非、実現してほしい。