2017年 第12回大会

応募献立食育コンテスト

埼玉県 越生町立越生小学校

栄養教諭・小林 洋介さん、
調理員・三好 景一さん

【献立】山吹の花ごはん、牛乳、越生うめりんつくね、五大尊つつじあえ、上谷の大クス汁、ゆずの里ゼリー

 小林先生は、腹話術の人形を片手に登壇しました。人形との楽しい会話で、越生の名所をモチーフにした「越生良いと知っとこ給食」を紹介しました。
 山吹の里歴史公園をイメージした「山吹の花ごはん」など、子どもたちに、地域の魅力と、地域の食材について伝えます。
 「上谷の大クス汁」に使用する、世界最小のパスタ「クスクス」は、子どもたちに見立てた審査委員に実物を手渡して見せました。

愛媛県 西条市立神拝小学校

栄養教諭・武方 美由紀さん、
調理員・川名 良子さん

【献立】みきゃんライス、牛乳、媛っこ地鶏の香草パン粉焼き、愛南栽培ひじきのサラダ、ほうれんそうのクラムチャウダー、キウイフルーツ

 テーマは3つで、新しい地場産物、愛媛県の郷土料理、料理コンクールについての授業です。
 新しい地場産物として、西条市で生まれた「媛っこ地鶏」、真珠養殖の筏を利用して作れらるようになったひじきを紹介しました。
 愛媛県の郷土料理の「緋のかぶら漬け」は真っ赤な漬物で、正月には欠かせない食材だと伝えます。
 料理コンクールは、毎年行われていているそうで、来年のコンクールにたくさんの子どもたちが挑戦してほしいと呼びかけました。

奈良県 宇陀市立学校給食センター

栄養教諭・辰己 明子さん、
調理員・宇良 章子さん

【献立】宇陀の黒豆ごはん、牛乳、大和肉鶏のグリル 宇陀産自家製ブルーベリーソース、大和まなのかみかみ酢の物 ゆずの香り、かぶの雪見汁、黒豆を使ったずんだもち風あんもち

 子どもたちにクイズ形式で話しかけます。生き物にとって一番大切なものは?という質問の答えは「水」。地域にある宇太水分神社は農業に大切な水の神様だということを教え、宇陀には神の水と大地があるからおいしい食材が作られると伝えます。
 続いて給食に使用した宇陀の食材、ブルーベリー、一時は幻の食材と言われた「大和真菜」などを紹介しました。よく噛んで食べるように指導します。
 最後に子どもたちに「感謝していただきましょう」と呼びかけました。

岡山県 新見市立新見学校給食センター

栄養教諭・西村 香苗さん、
調理員・徳永 日登美さん

【献立】新見産米ごはん、牛乳、チョウザメの唐揚げ県産塩麹だれかけ、キャベツと花切だいこんのあえもの、千屋牛肉入りふるさと汁、新見産ピオーネ

 市の特産品、ちょうざめの紹介で、紙芝居を使いました。
 ちょうざめの養殖についての話や、生きた化石と言われるほど古くから変化していない生き物だなどと、パペットを使って楽しく伝えていきました。
 ちょうざめは実はサメの仲間ではないということ、その名前の由来は模様が蝶に似ているからだということは、審査委員も驚いて聞きいていました。
 持参したちょうざめの鱗を、子どもたちに見立てた審査員に回し見てもらいました。