青い海と空、緑あふれる大自然に恵まれた人口1500人余の小さな村です。標高1,520mの狩場山から流れ出た養分が豊富な清流で育成された「賀老米」が特産品です。学校給食のお米は「賀老米ななつぼし」を100パーセント使用しました。北海道産の豚ひき肉、野菜類を豊富に使ったハンバーグに甘めのたれをかけてつくね風に仕上げました。食材については、なかなか手に入れるのが難しい地域ではありますが、特に野菜は、地元の商店と連携して地元産、道内産を優先的に納入してもらえるような体制を作っています。
　小学校では、田植え体験を通して米についての学びを深めています。また月に1回、1〜6年生の児童を6つの班に分け、仲良く給食を食べながら交流を図る縦割り班給食も行われています。中学校ではダイニングルームに全校生徒、教職員が集まり、給食を食べています。給食に使われている食材の豆知識をまとめた「給食ひとくちメモ」を掲示しており、興味・関心を持って見てくれる生徒も増えてきています。昨年度は家庭科の中で、実際に給食で出されていたメニューを再現する調理実習も行いました。