徳島県
勝浦町学校給食センター
保存食干し魚に香り良いゆず酢加え
寿司にした先人の努力
地場産物を活用した学校給食は、まずごはんからだった。調理場に炊飯設備を作り、JA東とくしま勝浦支所では、そのための水田を確保し、平成14年4月から始まった。野菜、果物は導入1年前に年間必要量を調査して作付け計画を立て、野菜づくりが得意な生産者20人に依頼して同じ年の10月にスタートした。
現在は常時使用する野菜20品目の90%は確保でき、年間を通して38品目の野菜、果物を取り入れている。 「干魚寿司」は徳島県南部山間地方の郷土料理で、干し魚や干しえび、ひじきを具材にゆず酢(すだち酢)を加えた香りの良いお寿司のことだ。昔は山間地の家庭には新鮮な魚介類が手に入らず、そこで干物(干した魚)や乾物など保存食を上手に利用し、ゆず酢を使ってお寿司を作ったのである。
所在地 | 徳島県勝浦郡勝浦町大字中角字豊田1番地の1 |
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施設名 | 勝浦町学校給食センター |
出場者名 | 早川良子、岡久美子 |
献立名 | 干魚寿司、 牛乳、 いかとごぼうとさつまいもの煮つけ、 阿波のめぐみ汁、 みかん |
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エネルギー672kcal、 たんぱく質26.1g、 脂質18.4g(24.6%)、 カルシウム585mg、 マグネシウム137mg、 鉄4.3mg、 亜鉛3.36mg、 ビタミンA325μgRE、 ビタミンB10.65mg、 ビタミンB20.52mg、 ビタミンC38mg、 食物繊維6g、 食塩相当量3g