香川県 三豊市立詫間中学校

香川県
三豊市立詫間中学校

中国・四国ブロック

「焼き鯛」を家族で分け合う
「さつま」に込められた生活の知恵

「さつま」とは,もともとは,腐りやすい魚を上手に食べた先人たちの知恵の料理。たくさんとれた魚を焼き、身をほぐして、香ばしく焼いたみそを魚の骨でとっただしでのばした中へ加えて、ごまといっしょに混ぜて,熱々のごはんにかけて食べた。祝いごとのお膳などについている「焼き鯛」を家族みんなで食べる工夫でもあった。
先人の生活の知恵や工夫から生まれた料理なので年2回給食に取り入れている。素朴な味つけだが、意外にも人気メニューのひとつになっている。日本一の産地である金時にんじんのおいしさを知ってもらおうと、冬場はできるだけ使う。「金時にんじんの松葉あげ」は、地元で取れる「かえり(小煮干し)」と一緒にかき揚げにする。油で揚げることでこのにんじんの甘みが生かされ、作り方を教えてほしいという声も上がるほど好評で、給食の定番メニューになった。

所在地香川県三豊市詫間町詫間5796番地1
施設名三豊市立詫間中学校
出場者名大矢美智子、真鍋こずえ

エネルギー869kcal、 たんぱく質36.6g、 脂質24.9g(25.8%)、 カルシウム479mg、 マグネシウム131mg、 鉄4.1mg、 亜鉛4.0mg、 ビタミンA545μgRE、 ビタミンB10.88mg、 ビタミンB20.66mg、 ビタミンC82mg、 食物繊維7.5g、 食塩相当量2.7g