2009年 第4回大会

上越市立春日新田小(新潟)に栄冠!
=準優勝は和歌山市立有功(いさお)小=
-最多1552チーム出場、第4回全国学校給食甲子園-

 第4回全国学校給食甲子園(主催・特定非営利活動法人21世紀構想研究会)の決勝大会が11月8日、東京都豊島区の女子栄養大学駒込キャンパスで行われ、タマタマトマピーチーズ焼きなどの献立を作った甲信越・北陸ブロック代表の新潟県上越市立春日新田小学校(栄養教諭・宮澤富美子さんと調理員・植木節子さん)が優勝(味の素株式会社 だし・うま味賞)した。
宮澤さんは「うれしいです。パートナーの植木チーフのおかげです。ひとつひとつ心をこめて作ったのが良かったのでは」。植木さんは「宮澤さんを信じてついてきて良かった。やっと眠れます」。職歴37年同士の大ベテランコンビは互いをたたえ合った。

 準優勝(サラヤ賞)には中部・近畿ブロック代表の和歌山市立有功(いさお)小学校(栄養教諭・高橋啓子さんと調理員・倉八由佳さん)が選ばれた。
 また、特別賞として女子栄養大学特別賞が、甲信越・北陸ブロック代表、富山県高岡市立野村小学校(栄養教諭・串岡美智子さんと調理員・高林登美子さん)に、21世紀構想研究会特別賞が、北海道・東北ブロック代表、青森市立油川小学校(学校栄養職員・長沼裕美子さんと調理員・工藤一史さん)に贈られた。
 初出場6県のうち、新潟、和歌山、青森が受賞した。
 この日の決勝は、全国6ブロック代表の12チーム(栄養教諭・学校栄養職員と調理員の2人1組)が知恵を絞った自慢の給食を1時間で調理し、その調理の過程と食味を審査委員が厳しく評価した。献立には地場産物を使ってその特色を生かし、食育のモデルになるもので、子どもが喜び郷土愛をはぐくむ工夫がされていることなどの要件が求められた。今回は全国から過去最多となる1552校・給食センターが出場。審査委員が第1次、第2次、第3次の書類選考を行い、決勝に進む12チームが選ばれた。