辻村哲夫・審査委員長講評
決勝大会にふさわしい熱戦であり、優勝校、準優勝校が決まったものの、評価は紙一重という大激戦であった。 |
辻村審査委員長 |
また、調理現場の衛生管理の専門家である審査員の講評によると、工程表に基づいた作業がきちんと行われており、食べ物の温度管理も行われていた。取材に来た新聞、テレビなどメディアの皆さんも、学校給食の調理現場がこんなに細心の注意を払って調理されていることを目の当たりに見て、理解されたのは大変すばらしいことだった。
調理技術では、それぞれのチームが地場産物を生かしていたが、これらの食材は地域の生産者との連携の中で入手したものが多数あると聞いており、学校給食が地域に支えられていることを改めて感じさせた。
不運にも調理の制限時間が切れて失格したチームが出たが、それも数十秒という差だったように思う。このチームの完成した給食の食味や食材を活かした内容などを評価したところ、他の出場校と遜色がなかったので審査委員会は特に努力賞を授与することに決定した。次の機会には是非、実力を存分に発揮してほしい。
優勝を逸したとはいえ、各チームともすばらしい奮闘振りであった。胸を張って郷土に帰り報告してほしい。
みなさまお疲れ様でした!